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《小説》ウルトラマンの墓参り 竹内義和 [小説/本]


ウルトラマンの墓参り

ウルトラマンの墓参り


まさにウルトラマン世代の私の目に飛び込んできたこのタイトル

しかし、ウルトラマンの名に全くそぐわない「墓参り」という言葉。

その違和感に惹かれて思わず図書館で手に取り、
そのまま借りることになった。

どんな内容の話なのかも全く分からないまま読み始めると、
そこはこてこての大阪が舞台。

登場するのは夏木祐太朗という20歳の青年。

ウルトラマンというパワーあふれるイメージとは裏腹に
祐太朗は大学もサボり、かといって仕事もしない無気力な男だった。

物語の前半はほとんどそんな祐太朗の自堕落な生活が描かれ、
タイトルのウルトラマンはいったい何なのか、と読んでいて疑問さえ生まれた。

しかし、そんな祐太朗を変えることになったのは
浅黄智也と赤井楚良との出会いだった。

智也と楚良の働く京橋のパチンコ屋で祐太朗も働くことになり、
祐太朗は智也の指導の下、肉体を鍛える。

祐太朗と智也の共通点は、ウルトラマンや怪獣が大好きだということ。

智也は怪獣と戦うウルトラマンを見て、自らの肉体を鍛え、
技を磨いてきたという。

二枚目であり、喧嘩も強いが、とても人にやさしい智也に
祐太朗は憧れ、楚良は心惹かれていた。

祐太朗→楚良、楚良→智也という恋のベクトルはいかにもだが、
智也はある偶然から年上の女性、香奈に向いている。

物語のクライマックスは、この香奈に起きた事件から。

事件で生命を奪われた香奈、その息子の直樹が重傷を負ったことから
智也はその仇を討つことを決心する。

怪獣ウーの姿を借りて、・・・
そして祐太朗はウルトラマン。

自堕落な生活をしていた祐太朗がウルトラマンにいかに変身していくか。

ウルトラマンを使ったタイトルだけ見ると、軽薄に見えるかもしれないが、
中身はなかなかこてこて、かつ激しい。

その激しさはぜひ作品を読んで確認していただきたいが、
何せ大阪の濃さがあまりにも濃すぎて
大阪以外の人にはどうやろ?という気がしないでもない。

また、ウルトラマンを引き合いに出すことが、
ウルトラマンファンにとって賛否分かれるところかもしれない。

ま、でも良くも悪くもショッキング小説には違いない。


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コメント 1

竹内義和

読んでいただき、ありがとうございます。熱い感想に胸が熱くなりました。これからも、よろしくお願いします。
by 竹内義和 (2016-09-09 07:40) 

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