So-net無料ブログ作成

《小説》ばんば憑き 宮部みゆき [小説/本]


ばんば憑き

ばんば憑き

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2011/03/01
  • メディア: 単行本
  • 坊主の壺
  • お文の影
  • 博打眼
  • 討債鬼
  • ばんば憑き
  • 野槌の墓

以上6編収録。

主のない子供の影、
人の欲望が作り出した黒い化け物、
殺された子供の魂が道具にこもった物の怪、などなど・・・

江戸の街に繰り広げられる不思議な物語は
不幸にも命を奪われた者の魂、
あるいは人の心の中に潜む欲望が作り出す化け物たちが
主役だ。

「討債鬼」や「ばんば憑き」などは
特にホラー色の濃い作品だが、
ただ恐ろしいのではなく、人の心の悲しさが残る。

宮部みゆき作品は
時代小説や現代を舞台にしたミステリーにしても、
罪を犯した者やその被害者をいつも優しく見つめる。

だから、ただただおどろおどろしいのではなく、
何とも心地よい読後感が残る。

特に、この作品集「ばんば憑き」は
事件や物の怪の姿を借りながら
人の命や心を慈しむ作者の優しさが感じられる。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(1) 
共通テーマ:

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 1

メッセージを送る

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。