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《映画》トイ・ストーリー3 [映画/TV/映像]

映画のシリーズものというのは一年ごとであったり、何年か隔てても比較的短い期間で続編が制作されるのが一般的だろう。

しかし、この「トイ・ストーリー3」は前作「2」からもずいぶん期間が空いている。

これは、幼い男の子だったアンディが大学へ進学するまでに成長した時間の経過をできるだけリアルタイムに体感させるためのディズニーの作戦かもしれない。

大学へ行くために部屋の整理をするアンディは、ウッディやバズ・ライトイヤーをはじめ幼い頃から遊んだおもちゃたちを手放すのはつらいし、おもちゃたちも自分たちを大事にしてくれたアンディが大好きだから屋根裏部屋でもいいからアンディの家にずっといたいと願っている。

ところが、ちょっとした手違いでおもちゃたちは保育園に送られてしまい、保育園へ行けばまた子供達と遊べると喜ぶのもつかの間、保育園のとんでもない内情がわかると何とかアンディの元へ帰ろうと懸命の脱出劇を展開する。

なんだかこんな風に簡単に書いてしまうとお話としては全然おもしろくないが、そこはさすがディズニー・ピクサー。

ディズニーお得意の愛と勇気の冒険物語である。

スピルバーグ監督が、映画はまずストーリーありき、とジェームズ・キャメロン監督の「アバター」を絶賛しているというニュースを見たが、この「トイ・ストーリー3」はまさにそのストーリーがよくできているのである。

わかっていても大人になった昔の子供とはいつか別れなければならないという切なさと、次のステージに進む不安と喜びの中で、それまでともに過ごしてきた時間を大切にしたいと思うのは、かつての少年もおもちゃたちも同じなのだ。

おもちゃはやっぱり子供の手の中で遊ばれてこそ思い出に残るものであって、それは大人へと一歩ずつ成長する過程の中でとても大切なものだと思う。

車や電車のおもちゃ、人形などのように子供達の手に抱かれるおもちゃはやっぱりいいものだ。

決してゲームを批判するわけではないけれども、コントロールボタンで自分の思い通りに操作できるゲームはそれはそれで楽しいには違いないが、それはあくまで画面の向こうのバーチャルな世界であって、それを思うとおもちゃに人肌のぬくもりを感じる。

ゲーム全盛の昨今だけに、この「トイ・ストーリー3」が人の心に優しく、温かく感じた。

とてもいい作品だ。

登場するおもちゃはこれまでと変わらないが、おなじみのアンディのおもちゃの中ではバズ・ライトイヤーの人格(おもちゃ格?)がリセット(初期化)されるシーンがあって、ここで見せるバズの初めてのキャラクターがおもしろい。

実はこの映画を見たのは7月11日(日)、折しもワールドカップ決勝スペイン×オランダの前日だったが、リセットされたバズを見ているとずいぶんスペインづいた二日間になった。

そんな楽しいシーンの一方で、おもちゃならではの悲しみには胸を打たれる。

持ち主の子供に愛されながらも、ふとしたことで自分の代わりに別のぬいぐるみが元の持ち主である子供の腕に抱かれているのを目撃してしまったら、確かにこれはショックだよね。

♪僕の代わりに 君が今日は誰かの胸に 眠るかもしれない・・・ってオフコース

それがおもちゃの運命だと言ってしまえばそれまでだけれども、それがきっかけで人格(おもちゃ格?)が変わっても当然だろう。

金を出せば新しいものが買える工業製品であることには違いないが、ウッディやバズのようにずっと愛され続けるおもちゃはとても幸せだ。

子供達には、おもちゃに限らず、どんなものも(もちろん人も)大切にしてもらいたいものだ。


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